最も急成長を遂げている、エンタープライズネットワークセキュリティのスタートアップ企業、Cato Networksが、わずか5年でARR1億ドル(年間経常収益)を達成

11月 8th, 2022

SASEのパイオニアである同社は、並みいるクラウド企業やコンシューマ企業を上回るペースでこの重要な業績を達成しました。この記録的なスピードによる業績達成は、Cato SASE Cloudが今日のデジタルエンタープライズの安全な基盤になっていることをさらに示す証といえます。

テルアビブ (イスラエル)、2022年11月8日 – 世界をリードするシングルベンダーSASEプラットフォームのプロバイダー、Cato Networksは本日、ARR100万ドルから毎年収益を倍増、わずか5年でARR1億ドルを達成したことを発表しました。このクラス最高のエンタープライズネットワークセキュリティの収益増のスピードはLinkedinに匹敵し、Twilio、Wix、Zapier、Canva、Shopifyなどの消費者向けブランドを上回っています。

これらの企業が各業界にもたらした革新と同様に、Catoの初のクラウドネイティブアーキテクチャがネットワークセキュリティを変革しています。2015年の創業以来、Catoが貫いているビジョンは、エンタープライズネットワーキングとネットワーキングセキュリティをクラウドで統合した単一のグローバルプラットフォームです。2019年にガートナーがこのビジョンをSASEフレームワーク、さらに最近では シングルベーダ―SASEのマーケットガイドに位置付けています。現在までに、1,500社以上の企業がCato SASE Cloudを採用しています。ブランチおよびクラウドインスタンスは23,000を上回り、150ヵ国以上にわたって45万人超のリモートユーザーをサポートしています。

「Catoは、17年前に次世代ファイアウォールを導入以来、ネットワーキングとネットワークセキュリティの市場で最大級の変革を先導しています」とCato NetworksのChief Revenue Officer、Alon Alterは述べ、以下のように続けています。「Cato SASE Cloudは、シンプルかつ俊敏、可視化と制御に優れた、ワールドクラスのセキュリティ保護と最適なネットワークパフォーマンスをあらゆる規模の企業にもたらします。セキュリティとネットワーキングの専門知識がCatoの推進力であり、適切なサービスを提供するそのDNAおよび技術により、デジタルエンタープライズのミッションクリティカルなプラットフォームに位置付けられています。」

「Catoは、例えるならば、すべての機能をセダン並みのコスト、ポルシェ級のスピードで提供しています。Catoにより、当社の連携力を高め、世界中で通信コストを15~20%削減すると同時にセキュリティを強化しています」と世界中でガラス容器を生産している(年商64億ドル)、O-I Glass社の最高情報責任者、Rodney Masney氏は語っています。O-I Glass社では現在、19ヵ国にわたっておよそ200ヵ所の拠点で約24,000人の従業員がCatoのサービスを利用しています。「Catoにより、他社とは一線を画す価値ある方法で当社のモバイルワークやテレワーク向けのネットワーク接続機能を変革して、生産力、効率およびセキュリティのレベルをさらに高めています。」

クラウドネイティブのスタートアップがARR1億ドル達成に要した年数

Catoのエンタープライズネットワーキングセキュリティは、わずか5年という記録的なスピードでARR1億ドルを達成しています。(出典:CatoおよびBessemer Venture Partners)

ネットワーキングとセキュリティを革新する、クラウドネイティブのCato Networks

Catoは、2020年に満たしたユニコーンの条件に加えて、ARR1億ドルを達成して、いわゆるケンタウロス企業になりました。これは、ビジネス成功のより良好な予測要因とみなされます。

他の業界のケンタウロス企業と同じように、Catoの顕著な成長がネットワーキングとセキュリティを革新しています。最も成熟した初のSASEシングルベンダーソリューションの導入がその推進力です。Cato以前は、企業ITチームにとって、個別の専用セキュリティおよびネットワーキングアプライアンスで構築されたネットワークのコスト、複雑さ、リスクが課題でした。Catoは、Cato Single Pass Cloud Engine(SPACE)アーキテクチャにより、アプライアンスをシングルベンダーSASEプラットフォームに置き換えて、企業のITインフラを変革する方法を指し示しています。

「すべてを考慮した結果、IT部門の誰もが構築および実行できる、開発運用アプローチにより、統制を維持する共同管理を実現し、50ヵ所の拠点と 20,000人のリモートユーザーをサポートする方法を提供する、シンプルなソリューションが必要でした」とJoel Jacobson氏(Vitesco Technologies、Global WANマネージャ)は述べています。  同社は、持続可能なモビリティに向けたインテリジェントな電動化駆動システムの世界的なリーダー企業です。「Catoには、WAN、インターネット、リモートアクセスソリューションを、少人数のチームが管理できる、シンプルな単一のパッケージに統合する柔軟性があります。これに相当するパッケージは、他にはありませんでした。」

Cato:シングルベンダーSASEプラットフォームのゴールドスタンダード

Catoによる、ネットワークとセキュリティをコンバージドクラウドアーキテクチャに統合するトランスフォーメーションが、SASE業界の再編を加速させています。

シングルベンダーSASEの新規導入率は、今後3年間で3倍以上増加すると予想されています。ガートナーは「2022年の時点では、新規のSASE導入のうち10%がシングルベンダーSASEベースであるが、2025年までにその割合は3分の1になる」と予想しています。またガートナーは、SASE市場について、年平均35.8%の成長率、および2026年までに約210億ドルに達すると見込んでいます。1

このアーキテクチャシフトは、SASEのあまり知られていない側面です。ネットワーキングとセキュリティの統合およびクラウド化が、ITインフラにクラウドの俊敏性と経済性をもたらします。このアーキテクチャシフトは、大規模なIT運用の効率化および改善をサポートします。またガートナーが推奨する、セキュリティ体制、ネットワークとスタッフのセキュリティ効率、ユーザーと管理者の環境改善を先導しています。2個別のアプライアンスを統合して、シングルベンダーSASEソリューションと同様の機能を提供できる可能性がありますが、クラウドのメリットを活用することはできません。

KDDI社執行役員、丸田徹 氏(ソリューション事業本部 ソリューション推進本部 副本部長)は「Catoの強みは、SASEソリューションをフルパッケージで提供できることです」と述べ、次のように続けています。「コロナウィルス感染拡大以降、ハイブリッドワークが急速に普及し、SASEをはじめとするセキュリティソリューションがこれを牽引しています。ハイブリッドワークを実現するには、SD-WANによるローカルブレイクアウト、SSEによるリモートアクセス、EDRによるエンドポイント保護など、さまざまな要素を組み合わせる必要があります。しかし、さまざまなコンポーネントを組み合わせ、かつ円滑に管理することが、企業のIT管理者にとって大きなペインポイントです。Catoのフルパッケージは、このようなサービス要素の組み合わせおよび管理が容易であるため、多くのお客様に受入れられています。ネットワークサービスの提供および運用に長年の実績があるKDDIとフルパッケージのSASEソリューションを提供するCatoのパートナーシップは、デジタルトランスフォーメーションの加速を目指しているお客様のIT環境に最適なソリューションです。」

クラウドおよび機能の統合が、ITを変革します。Catoは、ネットワーキングとセキュリティのトレンドを推進する原動力になっています。しかし、これは未だスタートポイントに過ぎません。フォーチュン500の企業や従業員500人の企業など、その規模に関らず、Cato SASE Cloudは、すべてを結び付けてセキュリティを確保できます。

CatoおよびCato SASE Cloudの詳細については、www.catonetworks.comをご覧ください。

1Gartner, Market Guide for Single-Vendor SASE, Neil MacDonald, John Watts, Jonathan Forest, and Andrew Lerner, 28 September 2022 

2Gartner, Market Guide for Forecast Analysis: Secure Access Service Edge, Worldwide, Nat Smith, Neil MacDonald, Andrew Lerner, Jonathan Forest, John Watts, and Christian Canales, 21 October 2022

Cato Networksについて

Catoは、Cato SD-WANとクラウドネイティブのセキュリティサービスエッジであるCato SSE 360をグローバルクラウドサービスに統合し、世界で最も堅牢なシングルベンダーのSASEプラットフォームを提供しています。Cato SASE Cloudは、すべてのユーザーおよび拠点からのアプリケーションへのアクセスを最適化してセキュリティを確保します。Catoは、コスト高で柔軟性に欠けるレガシーMPLSを、SD-WANベースの最新のネットワークアーキテクチャに容易に置き換えることができます。これにより、あらゆる場所で働く従業員のハイブリッド環境のセキュリティを確保および最適化して、シームレスなクラウドへの移行を実現できます。さらに、すべてを管理するシングルペインオブグラス(単一の画面)により、細密なアクセスポリシーを適用し、ユーザーを脅威から保護し、機密データ損失を防ぎます。Catoと共に、貴社ビジネスの新たな事態に備えてください。