ネットワークのモダナイゼーション
MPLSからSD-WANへの移行
Catoは、高価で融通が利かず容量の制約もあるMPLSから、大容量でレジリエントな最新のネットワークへの移行を可能にします。CatoのエッジSD-WANと複数のインターネット回線を利用することで、メガバイト当たりのコストを削減しつつ、利用可能な容量を増やし、レジリエンシーを高めることができます。グローバル展開しているお客様は、Catoの手頃なグローバルプライベートバックボーンを活用してグローバルMPLSサービスから移行することで、全ての拠点でコストを削減し、サービスレベルの要件を満たし、パフォーマンスを改善し、セキュリティを確保できます。最終的には、ほとんどのお客様が、ネットワーク関連の支出を増やすことなく、キャパシティとレジリエンシーを高め、ネットワークの総合的なパフォーマンスとセキュリティを改善することができます。
アプリケーションへのアクセスをグローバルで最適化
Catoは、トラフィックの高速化と最適化の機能を備えたグローバルプライベートバックボーンを活用し、SLAで保証された、予測可能性とパフォーマンスに優れたアプリケーションアクセスをあらゆる場所で実現します。Catoは「スマートエグレス」機能でSaaSアプリケーションへのアクセスをさらに最適化します。この機能により、お客様はアプリケーションレベルのルールを定義し、特定のアプリケーショントラフィックを、組織にサービスを提供するターゲットインスタンスに最も近い指定されたPoPで終了させることができます。総合的に見て、リモート拠点からアプリケーションへのアクセスが貧弱でお悩みのお客様は、Catoのグローバルアクセス最適化機能により、オンプレミスとクラウドのどちらのアプリケーションに関してもアクセス体験を改善することができます。
ハイブリッドクラウドとマルチクラウド
Catoなら、物理的なデータセンターとクラウドのデータセンターをCato SASEクラウドプラットフォームに簡単につなぎ、クラウド上で公開されたアプリへのアクセスを最適化できます。トラフィックはCato SSE 360によって検査され、Catoのグローバルプライベートバックボーンを使って「ミドルマイル」全体で最適化されます。Catoを利用することで、AWS DirectConnectやMicrosoft ExpressRouteといった高価なクラウド接続ソリューションは不要となります。
セキュリティの統合
ハイブリッドワークの保護
Catoは、グローバルなネットワーク機能とセキュリティ機能を、ユーザー1人ひとりのノートPC、スマートフォン、タブレットにまで拡張します。ユーザーは、Cato ClientのZTNA機能を利用することで、オンプレミスでもクラウドでも、Cato SASEクラウドプラットフォームを通じて、すべてのアプリケーションに安全かつ最適な形で接続を確立できます。 Catoは、リスクに基づくアプリケーションアクセスポリシーを継続的に適用し、すべてのトラフィックを脅威から守り、機密データの漏洩を防止します。Cato Clientは、エンドポイントの保護機能を備え、次世代型アンチマルウェアエンジンを使ってマルウェアの感染を防ぎ、エンドポイントでの異常な挙動に関するデータを共有してインシデントの検出と対応につなげます。Catoのクラウドスケールのアーキテクチャは、あらゆる場所で勤務するすべてのユーザーを確実にサポートします。
ダイレクトインターネットアクセスの保護
Catoは、Cato SASEクラウドプラットフォームに統合されたクラウドネイティブなセキュリティサービスエッジ、Cato SSE 360を提供しています。 CatoのSD-WANエッジデバイスとCato Clientを介してすべての拠点とユーザーをCatoに接続することで、WAN、クラウド、インターネットのすべてのトラフィックが、脅威や機密データの漏洩から完全に保護されます。Catoを利用することで、ブランチのインターネットアクセスのためのファイアウォールとSD-WANアプライアンス、そしてクラウド型のポイントソリューションを組み合わせた、高価で複雑な環境を廃止または回避することができます。
アプリケーションとデータへのセキュアなアクセス
インシデントの検出と対応
Catoは、Cato SASEクラウドプラットフォームの組み込み機能として、ネットワーク(NDR)とエンドポイント(EDR)の領域全体を対象に、総合的な拡張検出および応答(XDR)機能を提供します。Catoでは、独自のライブトラフィックとサードパーティデータから構築された詳細かつ豊富なコンテキスト情報を含むデータレイクに、AI/MLによる確かな脅威ハンティング機能、AI支援型のアナリストワークベンチ、そしてインシデント対応プレイブックを組み合わせて活用しています。CatoのXDRは、自社のマネージド型脅威検知&対応サービス(MDR)の担当アナリストにより実際に使用され、広範な検証を受けており、パートナー企業やお客様による独自のSOC機能の構築にご利用いただけます。
ビジネスの変革
ベンダーの集約
Catoなら、複数のネットワークやセキュリティ関連の製品を、クラウドで提供される統合型のプラットフォームに集約できます。複数の製品に加え、複数の契約の更新と請求サイクルを抱えて、機能連携やメンテナンス、トラブルシューティングに忙殺されることもなくなります。Catoを利用することで、ITインフラの機能が一貫性をもって自律的に提供されるため、IT部門はビジネスのサポートとユーザー体験の最適化に集中することができます。
支出の最適化
Catoなら、MPLS、ファイアウォールアプライアンス、VPNソリューション、クラウドベースのセキュリティサービスなど、ネットワークやセキュリティ関連の複数のポイントソリューションを、支出額を維持または削減しながら置き換えることができます。今までと同程度の支出で、顧客はそうしたポイントソリューションを単一のプラットフォームで置き換えることができます。このプラットフォームは、サービスのレジリエンシー、スケーラビリティ、セキュリティポスチャの管理を完全に自動化し、ユーザー体験を最適化して、IT部門が戦略的なビジネス上の取り組みに集中できる環境を整えられます。
M&Aおよび地域拡大
Catoは、M&Aを通じて、新たな地域へのビジネスのシームレスな拡大を可能にします。Catoのクラウドファーストなアーキテクチャなら、どこでも、またどのユーザーや企業リソースからでも、一貫性のあるセキュリティポリシーの適用とグローバルトラフィックの最適化を実現できます。Catoの「シンエッジ(thin edge)」(Cato SD-WANまたはCato Client)のゼロタッチ型セルフサービスプロビジョニングを利用することで、新規の拠点やユーザーを迅速にCatoに接続(オンボーディング)し、オンプレミスやクラウド上のすべてのアプリケーションへの安全かつ最適なアクセス環境を提供できます。
安全なAI導入
パブリックAIの利用
現代の企業は、セキュリティやコンプライアンスを損なうことなく、一般に公開されている生成AIアプリケーションを自信を持って導入する必要があります。 Catoは、Aiとのすべてのやり取りに対する包括的な可視性を提供し、ウェブ、API、アプリケーション全体で生成AIの使用を発見し、分類し、シャドーAIによるリスクを軽減します。 Catoは、粒度の細かい意図に基づくポリシーと機密データ侵害のリアルタイム検知を通じて、データ漏洩や不正利用を事前に防止し、企業が革新的なAI駆動型ユースケースを安全に活用できるように支援します。
プライベートAIアプリケーション
AIアプリやAIエージェントを構築する企業は、革新を遅らせることなく、新たな脅威からそれらを保護する必要があります。 Catoは、目的に応じたランタイム検出エンジンを使用して、プロンプトインジェクション、脱獄、データ漏洩、悪意のある使用から自社開発のAIを保護します。 Catoは企業に対し、集中管理されたリアルタイムの可視性と迅速な対応を提供し、運用リスクと評判リスクを低減します。 AIゲートウェイとして、またはAPI経由でデプロイされるCatoは、クラウド、オンプレミス、エッジのAIアプリケーションを、邪魔することなく安全に、コンプライアンスを遵守し、耐障害性を確保します。
AIモデルのセキュリティポスチャ
企業は本番環境への導入前に、AIのセキュリティおよびコンプライアンス上のリスクに対処しなければいけません。 Catoは、自動化されたモデルスキャンとAI資産の完全な可視性を備え、継続的な発見、評価、修復を提供します。 脆弱性を早期に特定し、EU AI法、MITRE ATLAS、ISO規格などの枠組みとの整合性を確保します。 セキュリティチームは、安全でコンプライアンスに準拠したAIを運用するための実用的な知見を獲得します。これにより、データと評判を保護しながら、より迅速で確信を持ったイノベーションを実現します。